2007年09月19日

(古)あくがる




“あくがる”
とは、現代語の“憧れる”の語源です。


旺文社古語辞典によると、



 あくがる

   1.魂が身から離れてさまよう。

   2.心がひかれて落ち着かなくなる。思いこがれる。

   3.浮かれ歩く。さまよう。



となっています。



源氏物語では、源氏の年上の恋人六条御息所から“あくがれ”出た魂(生き霊)が、

夕顔(源氏の恋人)や葵の上(源氏の正妻)を死に至らしめてしまいます。





また、この“あくがる”の用例として、次の和泉式部の和歌も、

私にとって最も印象的なものの一つです。





 もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づるたまかとぞみる






意味は、〈もの思いをしていると、沢に飛んでいるほたるも、あの人恋しさに

我が身から離れてさまよい出た魂かと見ることだ。〉(旺文社古語辞典より)






この和歌の歌碑が、京都の貴船神社にあるそうです。

行ってみたいと前々から思っていますが、実現できていません。








上記の例のような、色っぽい“あくがれ”ではないにせよ、

日々いろいろなものに心ひかれ、

ふらふらと魂だけがさまよい出てしまうこともしばしば?な、

私、そえ果の日常を、少しずつづつって行ければ、と思います。。。

posted by そえ果 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(1) | “あくがる”とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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