2008年02月14日

2008.2月京都奈良旅行1日目 春日大社・志賀直哉


ホテルに荷物を置いて、まず最初に行ったのは春日大社

P1020322.jpg

P1020334.jpg
南門です。
春日大社は特別参拝を申し込んでも、本殿に直接参拝することはできません。
一般の人は南門を入ったすぐのところから、本殿の方向に向かって参拝します。

春日大社内に点在する数多くの社の中でも印象的なのが、「夫婦大國社」。
ハートの絵馬としゃもじを奉納するようです。
P1020328.jpg
ハートなのですから、もちろんえんむすびですね。

P1020327.jpg
玉木宏と綾瀬はるかの、『鹿男あをによし』ヒット祈願しゃもじも飾られてました。
その隣はモデルのはなさん、ナイナイの岡村、kinkiの堂本剛。
上は歌舞伎役者のでした。

春日大社を訪ねた後は、「志賀直哉を訪ねる」をテーマに散策しました。
P1020362.jpg
春日大社敷地内から伸びる「ささやきの小径」。
志賀直哉一家もよくこの道を散歩したようです。
P1020359.jpg
結構なでこぼこ道。鹿も横切ります。

P1020368.jpg
ささやきの小径の坂を上るとすぐに志賀直哉旧居に到着。
でも、門が閉まっていました。

P1020370.jpg
休館日は毎週木曜日、とあります。
私が訪れた2/14は木曜日でした。
下調べが足りませんでした。志賀直哉は木曜日には訪ねない方がよいようです(-_-;)

気を取り直して新薬師寺へ。志賀直哉旧居から徒歩7分くらいです。
志賀直哉と親交の厚かった作家滝井孝作がこの近くに住んでいたそうです。
P1020410.jpg
光明皇后が聖武天皇の眼病平癒を祈願して建立した寺だそうです。

P1020384.jpg

P1020389.jpg
本堂横の窓にはステンドグラス。なかなかモダンです。

P1020397.jpg
ステンドグラスの大仏様も。

P1020407.jpg
カエルに見送られました。
P1020418.jpg

新薬師寺脇に、最近立てられたと思われる神社がありました。
P1020416.jpg
「比売神社」(旧比売塚)だそうです。

P1020414.jpg
新聞記事のコピーが貼ってありました。
ちょっと興味深い話だったので、全文をここに引用します。

2006年11月10日朝日新聞より
大和の鎮魂歌 悲劇の主人公たち
夫婦で建てた「比売神社」
文:桐村英一郎


 古代にあって、十市皇女(とおちのひめみこ)ほど歴史の荒波に翻弄された女性は以内だろう。彼女は情熱の歌人額田王(ぬかたのおおきみ)と天武天皇になる大海人皇子(おおあまのみこ)との間に生まれた。額田はその後、大海人の兄、天智天皇に召されたといわれる。十市は天智の子、大友皇子(おおとものみこ)に嫁ぐ。
 壬申の乱は父と夫の戦いだった。敗れた夫は自害。十市は生き残り、父のもとに引き取られた大海人は娘の救出にやっきとなったはずだ。家康が孫の千姫を落城する大阪城から救い出させる場面を思い起こさせる。
 飛鳥の宮に身を寄せた十市は、戦いから6年後の678年4月7日、宮中で突然死ぬ。日本書紀はそれ以上の説明をしていないが、私は自殺ではないかと思う。父の正妻である後の持統天皇(じとうてんのう)は十市に冷たかったろう。苦悩が重なり、生きる望みを失ったに違いない。

皇女の御霊を鎮めるため、個人で神社を建てた夫婦がいる。そんな話を耳にして、奈良市高畑町に住む寺島富郷さん(80)に会いに行った。
 新薬師事東門お前のお宅で、高校の教諭だったという寺島さんはゆっくりとした口調で話し始めた。
 「あれは昭和54(1979)年、伊勢神宮に向かう電車内のことでした。私の首に白い蛇が巻いているのが妻のキヨコの目に見えました。キヨコには、お寺の塀沿いにある『比売塚』から『祀ってほしい』と頼んでいる声も聞こえたそうです」
 「これは大変だとなって、新薬師寺の隣にある鏡神社の梅木春和宮司にうかがったところ、比売塚には十市皇女が埋葬されているという言い伝えがあるとのお話でした。皇女が私たち夫婦に語りかけてこられたに違いない、神社をつくろう、と決心したわけです」
 比売塚は高さ1メートル、広さ9坪ほどの土地で雑草が生い茂っていた。そこだけ国有地だったので寺島さんは財務局に日参し、払い下げを頼んだ。そして土地は新薬師寺の名義、新しくつくる「比売神社」は鏡神社の摂社、お金は寺島さんが出す、こういうことになった。
 2年後の81年、比売神社は完成した。命日を新暦に直した5月9日に皇女の霊魂をお迎えする御鎮座祭が開かれた。
 「十市神社といった名でもよさそうなのに、なぜ、ただヒメ神社としたのですか」と聞いたら、「大げさなことはしたくありませんでした。ささやかにお祀りしたいと思いました」という返事が返ってきた。
 寺島家は代々高畑町に暮らしてきたわけではない。戦後、中国の大連から引き揚げ、51年5月9日に高畑町に移り住んだ。御鎮座祭がぴったり30年後だったのも不思議な巡り合わせである。
 皇女は本当に比売神社の場所に眠っているのか。それはわからない。日本書紀には「赤穂に葬る」とあるだけだ。
 「赤穂」はどこか、にも諸説ある。新薬師寺近くの赤穂神社は候補地のひとつ。そこだとすると高畑町にお墓が2カ所あることになる。
 「比売塚は『秘め塚』でもあり、みだりに上ってはいけない聖地でした。私は比売塚がお墓で、赤穂神社は拝所だったと考えています」と寺島さん。
 鏡神社の今の宮司、梅木春雅さん(80)は亡くなった春和宮司の弟だ。
 「御鎮座のとき私は鏡神社の禰宜でした。役所に通い、費用を賄い、毎年5月にお祭りをする。寺島さんご夫妻はよくなさってこられたと感心します。」
 参拝者には女性が多い。東京や横浜から毎年やってくる人もいるそうだ。十市皇女の数奇な運命、薄幸な生涯が共感を呼ぶのだろう。
 寺島さん夫妻が「お告げ」をかなえてから四半世紀。一度造り替えた鳥居も根元が腐りかけてきた。
 「お宮の維持くらいは子どもや孫がやってくれるでしょう」と寺島さんは静かに微笑んだ。


新薬師寺・比売神社から歩いてすぐのはずの入江泰吉記念奈良市写真美術館
向かいました。
が、なにやら重機の音が騒々しい・・・。
P1020490.jpg
と思ったら、ここが写真美術館でした。

P1020420.jpg
閉まっているのかと思いきや、開館しています。
しかも工事中で迷惑をかけるので、工事期間中観覧料は無料とのこと。
ラッキー\(^_^)/
P1020421.jpg
昨年亡くなった建築家・黒川紀章氏の設計だそうです。

P1020423.jpg

P1020424.jpg
写真を観覧する前に、写真美術館内の喫茶「フルール」にて遅めの昼食。

P1020425.jpg
ピザトーストとコーヒーを注文。
喫茶店のピザトーストなんてあまり期待していませんでしたが、
これが意外にサクサクふわふわでおいしかったです。

P1020427.jpg
バレンタインデーのこの日、お店特製のケーキを食後にいただきました。
チョコの甘みとフランボワーズの酸味が見事にマッチしておいしかったです。

奈良に生まれ、奈良・大和路の仏像や風景を撮り続けた写真家・入江泰吉。
故郷奈良への愛情が感じられる暖かくも力強い写真たちでした。
今回展示されていた写真で最も印象的だったのは、もみじに染まる竜田川の写真でした。
在原業平の、
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

(遠い神代の昔でさえも聞いたことがない、竜田川が紅葉の鮮やかな紅色で水をくくり染めにするようなことは。)

を彷彿とさせるすばらしい写真でした。

食事もしてエネルギーを充電したので、写真館から歩いて15〜20分の
「白毫寺」にチャレンジしました。

P1020428.jpg
途中、万葉歌碑に出会いました。
大伴坂上郎女
猟高(かりたか)の高円山を高みかも出で来る月の遅く照るらむ
万葉集六巻九八一

(猟高の高円山が高いからだろうか、月がこんなに遅く山の端から出て、照っている。)

白毫寺は結構遠かったです^^;
P1020432.jpg
あと400mといっても・・・

P1020435.jpg
こんな坂道じゃあ・・・

P1020436.jpg
坂の次は階段・・・

P1020437.jpg
まだまだ・・・

P1020438.jpg
やっと着きました。

P1020443.jpg
さすがにすばらしい眺望です。

P1020473.jpg
本殿。

P1020448.jpg
石佛の路

P1020449.jpg
石佛が並んでいます。

P1020452.jpg
とくにこの仏様がいいな〜と思いました。


夜は、三条通の台湾料理の店へ。

P1020499.jpg
「臥龍坊」というお店です。

P1020492.jpg
カウンターだけの小さなお店に、

P1020497.jpg
優しそうな台湾人マスターが一人。

この日風邪気味だった私が、
喉が痛くてあまり辛いものは食べられそうにないと相談すると、
メニューにはない台湾風おでんをつくってくれました。
P1020495.jpg
具は玉子・ちくわ・こんにゃくとほとんど日本といっしょでしたが、
チンゲンサイが入っているのがおもしろいですね。
スープが日本と違いました。おそらく干しエビとかニンニクとか入ってます。
そして、片栗粉でとろみをつけていました。
そこに唐辛子をちょっぴり。本当はもっとたくさん入れるそうですが、
私の喉を気遣って少量にしてくれました。
辛いとろみのあるスープが体をあっためてくれました。
台湾のおでんはスープも全部飲むんだよ〜とのことでしたので、全部飲みました。
おいしかったです。

実は、これ未発表の新メニューだそう。
写真を撮ったらメニューに加えようと思っているけれども、なかなか写真を撮る時間が
ないんだ、とおっしゃってました。ご飯がついて¥1,050。おすすめです(^^)

posted by そえ果 at 00:00| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | あくがれ旅行(奈良・長崎・韓国その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。